大東市には、小中学校に加え、高校、大学などの学校が多く、塾も充実しているのに加え、大小いろんな公園・緑地があり、子どもたちが休日のレクリエーションを楽しむ場所も充実しています。その一方で、大東市から他市に移られる方が、子育て世代の方々に多く見られます。転出超過数は大阪府下でワースト1(平成24年)。
大東市では、行政サポートとしていくつかの子育て支援施設をオープンしています。これらの支援施設により、子どもの一時預かりや親同士のコミュニティづくりが実現できています。一方で、現状の行政支援のみでは大東市が抱える子育て世代の人口流出に歯止めをかけることができていない面が存在します。 子育て世代は、より充実した子育て環境を求めて市外へと出てしまします。これらの現状を緩和する手法として、地域として子育てをする、市民のセルフケアによる子育て環境の充実が鍵になってきます。子育てと一概にいっても、子を育てる親だけが面倒をみるのではなく、近所の人同士が子どもをみようとする意識や、子育てをしている親自身を応援する視点など、これからの子育て環境を充実するには必要になってきます。
大阪府大東市
2016
檀上祐樹, 池村礼乃, 厚毛佑太
・だいとう子育てカフェ