活動舞台は大阪府和泉市南東部に位置する槇尾山エリア。和泉中央駅からバスで30分ほどの場所に位置します。この場所はみかん山が多く見られ、槇尾山施福寺など歴史的な神社仏閣が多く点在しています。国道170号(大阪外環状線)と国道480号(父鬼街道)という2つの一般国道が通っており、父鬼には集落が存在します。槇尾山から二級河川槇尾川が北西に向かって流れており、度重なる水害を起こしてきました。
近年の林業の衰退、農業従事者の高齢化などにより、人口増加の傾向にある市街地とは対照的に人口減少の問題を抱えています。
槇尾山の森は、現在ハイキングコースとして知られ、ハイキングコースの途中には、和泉市が掲げられる観光スポットが数多く存在します。和泉市全体に目を向けると、安倍晴明(陰陽師)と葛の葉伝説があり、槇尾山の森の自然景観を背景に、農業、産業、歴史が集積しているエリアです。
一方で、和泉市では人口減少による産業担い手の減少、大阪市や堺市などの近隣都心部の生活ニーズの多様化と近代化により、森の自然を利用した生活スタイルは影を潜め、特に都心部に住まう府民にとっては、槇尾山の森は生活活動の場ではなくなってしますました。
森の担い手を育てるために、「場づくり」「コミュニティづくり」「人づくり」をサイクルさせていきます。